«  投票したひとには減税クーポンを。 | トップページ | 4月20日 雑兵達による戦場の奴隷狩り。 »

2009年4月19日 (日)

 柏崎刈羽原発事故は繰り返される。

4月12日(日)付「きっこの日記」ニュース速報版(世田谷通信)で「柏崎刈羽原発で9度目の火災」を報じていた。

下段はその抜粋記事の一部だ。

「東京電力の柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市)で、4月11日、午前10時30分ころ、昨年11月、12月、今年3月に続いて、通算9度目の火災が起こった。」その後、新聞で後追い報道があったが、いくら官僚あがりで体制べったりの泉田新潟県知事でも、さすがに、度重なる事故の続発にたまりかねて再開許可を延期した。

「東京に原発を!」と言う刺激的な題名の作品がある。同じ著者による「ジョン・ウェインはなぜ死んだか」と言う作品も題名からして刺激的だ。共通するテーマは放射能汚染の恐怖。著者は2冊とも広瀬隆。関連する著作は2冊しか読んでいないが、WEB検索を掛けて見ると原発をテーマにした数多くの作品を「週間金曜日」から出し続けている。

「東京に原発を」はそんなに原発が安全なら新宿で都内1号機を操業してみたらよい。と言うものだし、ジョン・ウエインが肺がんで亡くなったのはネバダの核実験場から吹き付ける砂嵐の中に大量に含まれる残留放射能が原因ではないか。と言うものだ。この著作によれば、ジョン・フォード監督による一連の傑作西部劇映画の、その撮影中に被爆し、後日肺がんで亡くなったハリウッド・スターはゲェーリー・クーパー、ステイーブ・マックウィーン、そしてユル・ブリンナーにまで及びと言う。

ネバダ核実験施設は元々ウエスタン・ショショーニと言う名前のアメリカ先住民固有の領土だと言う。その土地を強引に収奪した合衆国政府は1951年から1993年まででも地上・地下合わせて928回もの核実験を行っている。この核実験場の風下にはモルモン教徒の聖地・ユタ州が広がっている。WASPに象徴される新教徒の移住に始まったアメリカ合衆国の建国。そのように極めて宗教的な色彩の濃い国にあって、モルモン教は新教・旧教の双方から見ても異端だ。そのモルモン教徒聖地、ユタの聖地風上に広大な核実験場を造ると言うのに、ある種の悪意を感じるのは僕だけだろうか。

さて、話を柏崎刈羽原発に戻そう。原発が排出する放射性廃棄物の中で代表的な危険物質はプラトニウム239だ。こんな危険な物質の半減期は24,000年だと言う。私達人類に取っては永久に危険は消え去らないと言うことだ。「東京に原発を!」を読んだ際にプラトニウム239の寿命は50,000年だと記憶していた。半減の半減でも12,000年だ。原発を持ち、それらが稼動を続ける限り、私達に取って死神が背中に張り付いて永遠に剥がれない事態となっている。そして、その核のゴミを何処へも捨て去ることも出来ない。鉛とコンクリートで封印した容器を地下深く埋める位しか今のところ手はない。そんな厄介ものを扱っているのに関わらず、柏崎原発のこのずさんな管理はなんなのだろう。
内部統制は想像を絶するほどの緩さなのだろうか。原発現場で働く作業員・技術者のアナーキーさは異様ですらある。安全管理上の業務命令が実行されないのはどんな組織なのだろうか。このままでは重大事故がまた必ず起きる。 東電は本社エリートと現地雇員との断絶を埋めることが出来ない。それが出来ない限り事故は繰り返される。

参考書籍:

「東京に原発を!」広瀬隆著 集英社文庫 1986

「ジョン・ウェインはなぜ死んだか」広瀬隆 文春文庫 1986=

|

«  投票したひとには減税クーポンを。 | トップページ | 4月20日 雑兵達による戦場の奴隷狩り。 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1210330/29637662

この記事へのトラックバック一覧です:  柏崎刈羽原発事故は繰り返される。:

«  投票したひとには減税クーポンを。 | トップページ | 4月20日 雑兵達による戦場の奴隷狩り。 »