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2009年4月10日 (金)

 NHK スペシャル 「JAPANデビュー」忘れ去られた旧皇民・台湾軍

4月5日(日)NHK 夜9時に放映されたJAPANデビュー「アジアの一等国」を観た。その前日に放映された、日本の近現代150年の軌跡を辿る3年シリーズ企画、「プロジェクトJAPANプロローグ」中のNHKスペシャル第一回目を観たことになる。これが自らの歴史を見直し、国民的を合意を形成する第一歩になるのだろうと感じた。日本のテレビ番組としては意図壮大ではないか。

1895年、日清戦争に勝利した日本は台湾を植民地化し、1945年、太平洋戦争の敗戦により台湾の日本支配は終わりを告げる。この間50年に台湾人が受けた苦痛と苦悩を思い胸が痛んだ。自らが選んだ訳でもないのに皇民化教育を受けさせられ、日本人にされて尚差別を受けた台湾の人々。

台湾中学を出、準エリートとされて社会に出ても受ける差別。「本当に悔しい。馬鹿にするな。」とカメラに向かってうめくように声を上げる80代後半の男性達。彼等が歴史の彼方へと忘れ去られようとしている今こそ、彼等の声に耳を傾け、画面から伝わる事実を受け止めるようにしなければならない。

誰も過去の歴史を変えることは出来ないが、過ちを繰り返さないようにすることは出来る。事実を記憶し、親子で歴史的事実を共有することは出来る。友達や恋人に番組の内容を伝えることも出来る。敗戦と共に捨て去られた旧皇民・台湾軍は大戦を通じて3万人もの犠牲を出した。

1945年の台湾開放。それでも彼等の苦難は終わらない。1948年に大陸から追い落とされた蒋介石の国民軍の軍政下、彼等は圧制に苦しめられた続けた。4月5日はNHKスペシャルによって忘れられた歴史に光が当たられた夜となった。若い人達にこそ伝えて行きたい番組構成になっていた。私達は過去の歴史を変えることは出来ないが、負の歴史からも学ぶことは出来る。このシリーズは3年に渡ると言う。被害を受けた国々との歴史的和解に向けた国民的合意を得るべく、NHKは行動に出た。

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