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2009年4月18日 (土)

朝日新聞の今を見る。

09年4月9日(木)朝日新聞朝刊。8面の国際欄の片隅に「経済気象台」と言う秀逸なコラムを見つけた。題して「異形の国家」。コラムの要約は次の通りだ。

1.北米発の金融危機の結果、ゼロ金利の円を借りて金利の高い通貨で運用するFXが 破綻。 銀行・証券業者が 慌てて運用通貨を引き上げた結果、主要国の通貨が暴落し円が高騰。

2.本来円高は日本を豊かにするはずなのに、過度の輸出に頼る自国経済は円高不況に慄き、自国通貨が強くなることを恐れる異形の国家が姿を現した。と書く。

3.円高不況には内需拡大が最良の処方箋なのに環境、医療など未来型の産業育成に政策は向かず、財政出動を口実に政治家は利権に走り、ダムや道路で環境を破壊し、官僚は良いように自分達の為に膨大な税金を使い続ける。どちらも持ちつ持たれつで彼等に取って好都合。

4.米の減反政策が良い例で、食料自給率を低下させ、農村を荒廃させながら、農協を肥え太らせて、米の価格を維持させる為の族議員と農林高給役人をいびつな形で結託させて来た。某農林大臣が首をくくるのも、国民が発ガン物質で汚れた米をたべさせられるのも必然だった。

5.買う側ではなく売る側の利益と、自分達政治屋・高給官僚だけがおいしい思いをすれば良いのだ。彼らが長く癒着して来た結果、年寄り、妊婦や子供、失業者、母子家庭など弱い者達が隅に追いやられ社会が崩壊に向かっている。繁栄から急速に衰退に向かう「異形の国家」がここにある。

署名は読めないので放置しておくが、同日に掲載された早野透のなにが言いたいのか良く分らない「小沢氏の事件」という、自己肥大の見本のようなコラムよりよほど素晴らしい。

この「異形の国家」コラムを書かれた記者の活躍をこれからも期待したい。
 

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