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2009年5月31日 (日)

第1章 第四話 知らないことでも、知ったかぶりをするフランス人

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小説 若気の至りは...第四話

彼らはある事を少し知っていると、さも全て知っているように話す傾向が強いし、何も知らなくても知っているようなふりをする人も結構いた。これは4半世紀も後年のこと、日仏語通訳をやっていた知人の娘が経験した似たような喜劇話がある。「ある日本企業が客寄せに日本通を気取っている、珍しくゲイではない有名デザイナーを日本に呼んだ。彼はお定まりのようにモデルの恋人を伴って来日した。さて、今、欧米では日本通を気取るのがクールと言うことになっている。フランスでも日本は今やどんなものでもシックなのだ。さて、この日本でも名の知れた有名デザイナー、彼は「五輪の書」と「武士道」を一緒にし、宮本武蔵と新渡戸稲造もごっちゃになり、どちらの本も宮本武蔵が書いたとスピーチしたと言う。」

聴衆はデザイナー志望の、何も物を知らないことではフランス人といい勝負の若い日本人聴衆だったから、彼も恥を書かなくて済んだと言う。このデザイナーはもちろん彼女の前でいい格好をしたかった訳だ。ちなみに、きちんとしたジャーナリストは呼んでいなかったのも彼に幸いした。通訳した彼女が呆れていたことは言うまでもない。

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