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2009年6月21日 (日)

第2章 第5話 優秀かつ誠実な人達もいた

人気ブログランキングへ小説 若気の至りは熟年まで続く。

彼等日本人の群れの一部の者は小器用だったが、その大部分の人達には人として大切な誠実さや透明感は感じなかった。そんな日本人達の中にももちろん例外はある。数は少ないが人として優れており、極めて有能な人達にもめぐり合った。当時は皆貧しくとも、自信に満ち、たくましく異国での暮らしとその耐乏状況を楽しんですらいた。彼ら彼女らが堂々と矜持を保っていたのは、決して財布の軽重の問題ではないと俺は彼等彼女等を観察していて感じた。それは異国で数年でも個として生きて来た自信がそうさせたのだろう。

どこの組織体もが異国でも高度成長期に入り、異国で急ごしらえで人を集めたから周作やこぶとりのような人間だけが集まって来たと言うわけではなく、創生期の組織には色々雑多な人間が集まり、その中には誠実で善良な人間もいれば、愚劣な人間も何人か混じっていたと言う方が最も自然だろう。仕事の能力があると言うなら、面接段階で、言葉や土地の事情に通じていると言う程度には水準は満たしている者達を組織は選んでいたのだろう。だが、そんな中でそ品性が卑しい人間を目撃したと言う一点に絞った話だった。

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