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2009年6月17日 (水)

ブロガーと日記文学/との関係性を考える

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日本には日記文学の伝統が脈々と息づいている。

今、現在日常的にブログを更新している、所謂ブロガーの総数は500万人とも600万人とも言われている。日本の成人人口は1億400万人余りだろうから、実に20人にひとり近く、総人口の5ー6%の人が毎日携帯からのプロフやパソコンを使ってのブログを更新している計算になる。

平安時代の「更級日記」や「土佐日記」を例にあげるまでもなく、日本には連綿と続く日記文学の伝統がある。江戸後記にも鈴木牧之の「北越雪譜」という雪国・越後の日常生活を綴った著名な記録文学が岩波文庫に収められている。

もちろん、戦中・戦後にも山田風太郎や永井荷風による優れた日記文学が書かれているのはご存じの通りだ。僕等日本人にはやたらと日記を書く習慣があるらしい。太平洋戦争中戦場の一兵卒もやたらと日記を付けていたらしい。

もちろん、防諜の観点から私的な日記を付けることは厳しく禁止されていた。それでも戦闘の合間に兵士たちは日記を綴ることをやめなかった。それに米海軍は眼を付けた。IQの高い学生を選び出して徴兵し、日本語学校卒業後士官として処遇するのだが、日本語を1年で叩き込むという力技を上層部は施す。

戦後、日本学者として名をなしたドナルド・キーンやサイデンステッカーは沖縄戦線で捕虜の尋問に当たると共に戦場で見つかった数多くの日記を翻訳し、米軍の作戦に役立てている。彼らは米海軍の情報将校だったのだ。彼らは一様に筆まめな日本人の特異性に注目している。現在ブロガー人口が多いのもうなずけるというものだ。

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