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2009年6月16日 (火)

第2章 第二話 不幸な邂逅

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小説 若気の至りは熟年まで祟る

運が悪いと言うことのひとつに人との出会いと言うことがある。不幸な出会いは避けることが出来ない。いわば、運命で決まっているのだから仕方がない。偽周作と副所長の「粗悪な石」ぶりは日増しに周囲に暴露されて行った。周作は、この当時自分で運転出来ないので日本人青年を運転手に雇い、中古ベンツの後部座席に納まっていた。どうも、夜な夜な、これと思った若い女性客の泊っているホテルで降りているらしい。

アルバイト運転手の青年はエレベーターホール前でぶつぶつとつぶやともなく独白している。「ホテルで結構待たされるんですよね。」「何をしているのでしょうね。」サングラスをいつも掛けっぱなしの青年は俺と事務所の前で出会った際にそう教えてくれた。まさか、合意のないまま、部屋へ押し入っている訳ではなかろうが、まめな偽周作ではある。

一方、副所長の方は昼間から酔っ払って席に居ないと思ったら机の下で寝ていたなどと言うことが良くあった、愛すべき一面もあるにはあったが、タガが外れているのは二人に共通した。所長、周作ともども現地の航空会社や日本食レストランに何がしかの払い戻しを求めて暗躍していた。金に汚いという情けない共通点も二人は持っていた。もちろん、会社に内緒で自分たちの私服を肥やすつもりなのだろうとは推測できた。

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