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2009年8月 6日 (木)

タモガミ某の補償行為

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頭がおかしいとしか思えない田母神某が、本日の「きっこの日記」でも取り上げられているように広島平和式典が開かれている6日の夜に持論の「日本も核武装を」を引っ提げて、原爆ドーム近くのホテル講演をおこなうと今朝の朝日新聞3面に出ている。この男の心理はもちろん分からないが、航空自衛隊のトップを無事定年退職し、多額な退職金も貰い、今度は右派論壇や保守団体を相手に講演や執筆活動に入っている。右派を相手に講演活動や執筆を重ねるまともな知識人は殆どいないから、タモガミは右派論壇や団体に大歓迎されている。あちら側はそれほど人材が払底しているとも言えるのだろう。

僕はここで、核武装論の是非を論じろうとは思わない。ただ、昔風に言えば、「功成り名を遂げた」タモガミ某が何故平和憲法の改正や核武装論を定年後持ち出したかだ。タモガミはベビー・ブーマーだ。彼は平和憲法下で鬼胎のように誕生した自衛隊の中で人生の大半を過ごした。彼の生家が貧しかったかどうかは知らないが、日本全体が貧しい中で、成績優秀だったタモガミ某は学費が掛からず、それどころか在学中から給与まで支給される防衛大学校に入学している。僕の同級生にも同じような道を歩んだ生徒が何人かいた。進学校の中で防衛大を受験する生徒は多少奇異の眼で見られていた。優秀だが、家に余裕がないのだろうと思われていたものだ。

タモガミ某の右翼行動は在任中に起こされていない。公務員として慎重に、そして細心にふるまい定年に漕ぎつけている。さて、話は変わるが、座間に米陸軍の総司令部が置かれているが、ここはフロントに展開する全米陸軍の総司令部だ。在日米軍の一部隊としての位置付けではない。航空自衛隊であろうと陸上自衛隊であろうと、彼らは米軍が展開するまでの時間を埋める補完的役割を担う軍隊でしかない。タモガミは在任中、この役割に不満で仕方がなかったのではないか。

タモガミ某の定年後の行動は政治的信念に基づく行動などではない。精神病理で言う補償行為として捕えられるべき行為ではないのか。タモガミは在任中に米軍のトップに安保条約のあり方で議論を吹っかけてもいないし、自衛隊の独立性を謳って時の防衛事務次官に辞表も叩きつけてすらいない。制服組は政治に口を挟めないなどというのは詭弁だ。任期途中で辞めるつもりなら何で言えたはずだ。抗命・反逆など刑事罰などはいまやなにもない国ではないか。
米軍に反抗するなら在任中にやれ、退官後、身の安全が確保された場所から吠えても説得力はない。

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