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2009年9月21日 (月)

資格と仕事のミスマッチ

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昨日9月20日のサンデー・プロジェクトに仙谷由人が出演していた。仙谷行政刷新担当相は天下り先の一掃を期待されて民主党の目玉となる役職に就いたのは皆様ご存じの通り。私達、日本人の比較的真面目な国民性に起因しているのだろうが、僕らは何か資格を、それも国家資格を取るのが好きだ。英検から最近不祥事で話題になった漢検まで、日本中資格試験を取得しようという人は多い。僕らアジア系に共通することだろうが、大学を出れば良い仕事に付けると親も自分も考え、誰もが上の学校へと進学しようとする。真面目に勉強すれば報われると単純に考えていた時代はかつての日本にもあったことだ。 さて、お隣の韓国では大学進学率が50%を超えたそうだが、折からの経済不況で卒業生の2人に1人は望んだ仕事に就けないと言う。それは中国にも共通することらしく、急造した大学とその卒業生の多くは希望した条件で就職出来ないと先月のNHKスペシャルでも言及していた。中国では2009年の大学卒業生は600万になるそうだが、そのうち200万人が就職浪人となるそうだ。新卒の学生には望む条件での仕事がないからだ。もうふた昔前になるが、日本でも週刊新潮あたりが「ヤマザキパンやコカ・コーラのセールス・ドラバーは大学卒」と揶揄していた記事を書いて話題になったことがある。工場労働者やサービス業で働く大部分は高校卒であるのは先進国では常識なのだが、韓国や中国では大学卒はその種の仕事に就こうとしないという。これはミスマッチと言う言葉で括れるだろう。ここで資格試験に話しを戻そう。世に国家資格は多いが、資格試験がやたらと多いのは参入制限を掛けようとする業界の利害と天下り先を確保したい官僚の思惑とが一致するからだろう。特殊法人や独立行政法人には
国家資格を授与する機能を持つ機関も多い。それが取得しても何の役にも立たない国家資格の現状につながっているのではないかと一度振り返って見てもよい。仙谷刷新相が天下り先の整理を進めれば、本当に役に立つ国家資格は何かがあぶり出されることにもなるだろう。各種学校だけを儲けさせる国家資格と就職のミスマッチはそろそろおしまいにしなければならない。そうでなければ、現在の韓国や中国大卒者の悲惨な状況とと同じようなミスマッチが続く。

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