« 脱構築主義小僧の経済学 | トップページ | サンケイ、毎日新聞の画策 »

2009年9月28日 (月)

多言語を使う

かつて同時通訳者に国弘正雄さんがいらした。今もお元気で喜寿をお迎えになったとネット検索で出ていた。著書のファンレターには全て手書きで応じられたとの話で思い出したことがある。それは30年以上前の話になるが、当時兄は国弘正雄に傾倒していて質問を書いてハガキを出したところ、きちんと返事を頂き大変喜んでいた。その質問と言うのは「世の中には高度な多言語使いが存在すると思いますか」と言う質問に対して国弘正雄は「会話レベルなら有りえるが高度な多言語使いは有り得ないと思う」とお答えになり、その存在を否定しておられた。当時、兄はNHK教育テレビで英会話を勉強していた。ご他聞に漏れず、何の成果も上がらない結果となったが、それは本論と関係はない。さて、兄はそのハガキを僕に見せ、英語使いの権威が多言語を操るような人間はいないと書き送ってくれたと確信のない自分を鼓舞するように言い張ったのだった。その後数年して欧州で暮らしてみると多言語使いなど幾らでいた。パリのある事務所では英語とフランス語を全くよどみなく使う女性と巡りあったし、ストラスブルグでは歴史的な因縁がからむものの独仏語を自在に操る大学生など珍しくもなかった。彼等はおしなべて英語も話せるので、多言語使いと言える。現在では大学生が互いの言語を学ぶプログラムが独仏間に存在する。平和を維持しようという意思の現われだろう。日韓や日中で同様のプログラムがまずは国立や有力私立大学間であっても良いのではないだろうか。鳩山政権が東アジア共同体を作ろうと提案している。ここで交換留学生制度を拡大して行ったらおもしろいなと思う。

|

« 脱構築主義小僧の経済学 | トップページ | サンケイ、毎日新聞の画策 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1210330/31556590

この記事へのトラックバック一覧です: 多言語を使う:

« 脱構築主義小僧の経済学 | トップページ | サンケイ、毎日新聞の画策 »