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2009年9月27日 (日)

脱構築主義小僧の経済学

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脱構築主義小僧の経済学

9月26日(土)の「世に倦む日日」ブログは脱構築主義が新アカと言う名のもとで自らの出世と引き換えに既存組織の解体論を解くだけの徹底的な無責任に終わった事実を思い起こさせた上で、装いを新たにした脱構築主義小僧の出現に再び警鐘を鳴らしている。下はその抜粋・引用となる。詳しくは購読してみられると良い。

「「格差・貧困に効く経済学」を宣伝文句にしている飯田泰之の議論を要約すると次のようになる。①貧困を解決するためには経済成長が必要である、②経済成長のためには新自由主義的システムが効率的で、法人税は廃止すべきである、③労働者派遣法はさらに規制緩和して派遣雇用を拡大すべきだ、④社会保障のコストを減らすため、人口1万人以下の自治体に住む住民は政令指定都市に強制移住させるべきだ、⑤所得税の累進課税は強化すべきである、⑥社会保障はベーシックインカムの支給で対応する、以上。最初に、われわれが確認しなければいけない点は、経済成長は貧困を解決する絶対条件ではないという問題だろう。この事実は、小泉竹中の構造改革が「イザナギ景気」を超える最長不倒の好景気を日本経済に招来しながら、貧富の差が開き、働く貧困層の急増と悲劇が社会問題となった経緯を想起すれば簡単に頷ける。今世紀に入ってからの経済成長によって大企業は空前の利益を上げたが、一般勤労世帯の平均年収は減り続け、非正規雇用は拡大し、国は社会保障を削り続け、街にホームレスが溢れかえり、日本は自殺大国となった。構造改革による経済の成長と繁栄は、この国に未曾有の格差と貧困を齎した。 」
この飯田とか言う脱構築主義小僧は自らを「右でも左でもない」という小僧には似合わない古臭いキャッチを使っているらしい。今時、右も左もないものだ。1989年のベルリンの壁崩壊から20年、経済成長の果実を一度も味わっていない僕らが、一小僧経済学者の言説を信じる訳はない。ブログ主が主張するように大企業の膨大な社内留保を分配するシステムも作られないまま、単純に経済成長神話信じる程僕らも愚かではない。今僕らの出来ることはせいぜい欧州先進国並の暮らしを手に入れることを目標にする位のことだろう。飯田の主張は、特に④などは生存権の侵害として欧州なら訴えられかねない。この飯田泰之とか言う脱構築小僧はブログ主の指摘する矛盾はある程度理解した上で、経団連に後押しされた右派論壇に自分を売り込むルアーとなっているのだろう。「世に倦む日日」の偉いのはこの手の手合いの目論見を芽のうちに摘もうとする姿勢だ。仮に持ち上がれても、共犯関係は既に表に出ているのだから効果は半減する。見事な戦略だ。

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