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2009年10月 5日 (月)

NHKスペシャル「セーフティネット・クライシス」

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昨日5日のNHKスペシャル「セーフティネット・クライシス」子供に貧困がしのびよる...は秀逸かつ衝撃的なドキュメタリーだった。タイトル通りに家で食事が出来ない、学費が払えない家庭の惨状が映像化されていた。病院に行けず、学校の保健室に駆け込む子供たち。養護教員が出来ることは常備薬を病んだ子供たちに与える位のものだ。
親が2,3千円の医療費を払えないと言うのだ。親たちもまた余程病まない限り病院には行けない。番組が全国の学校に向けて独自に行った調査によれば、なんと全国で83%以上の学校で何らかの困窮を抱えた児童・生徒の存在があることが分かった。それが番組で具体的に紹介されるがコメンテイターたちもあまりのことに言葉も出ない。いったい僕らの国はいつからこんな国になってしまったのだろう。OECD調査によれば日本の貧困指数は米国に次ぎ2位。国が教育に掛ける支出は最下位のトルコよりひとつ上の下から2位。家庭が教育に掛ける個人負担は韓国に次、上から2位。このままでは貧困家庭は負の無限軌道に乗せられる行く。今のような子供たちを取り巻く惨憺たる状況は10年前から始まったと番組は伝えていた。元凶である労働者派遣法改正は待ったなしだが、民主党は3党合意があるにも関わらず今年中に法改正を衆議院に上程しようとは考えていない。それは来年7月に参院選があり、強まる不況でパイの減少を恐れる民間労組を抱える民主党には躊躇がある。と「世に倦む日日」は推測している。それでは貧困家庭の子供たちは救われない。その現状を僕らに伝えてくれただけでも今回のNHKスペシャルの意義はある。日々そのような家庭の子供たちと向かい合っている教師たちはまずそれを沢山の人達に知って欲しいと番組で語っていたのだから。そのような人達を孤立させてはならない。

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