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2009年6月14日 - 2009年6月20日

2009年6月20日 (土)

第2章 第四話 噂好きの日本人達

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おれが真相を掴んでいた訳はなく、口さがない事務所出入りの日本人達が、これまた身近な同業の悪口をサカナに食事やコーヒーを取りながら噂話をしているのを聞いていたからに過ぎない。誘われて一二度、そこに同席していれば嫌でも事情通になる。俺はそんな話題にしか興味を示さない人達と付き合うのが億劫になっていた。自然彼ら、彼女らからは距離を置き、虚実を織り交ぜた噂話にはそれ以上付き合う機会を極力減らした。さて、この不良コンビがこの有様では現地日本人は玉石混交どころか、「ただの石ころ」にも失礼と言うものだ。所長、副所長達は所詮、どんな玉石にも加工できない、道端の石ころのような人達だった。

俺ももし、その時代から遡ること2,3年前に、欧州で一人、極貧状態で放浪をしていたなら、同じような種類の人間にならなかったと言う保証はなにもない。長い放浪によって引き出された欠乏感がより貧しい心根を生んでゆくことになったっろうと自分でも感じた。自分で招いた事態とはいえ、このような品性の貧しい欧州定住日本人を60年代の終わりに大量に生み出していたのだろうと今にして思う。彼等の一部の者は小器用だったが、一番大切な誠実さや透明感は感じなかった。もちろん、幸いにも、例外的に優れた品性の立派な人達にも会えた。彼ら彼女らは貧しくとも、自信に満ちたくましくその与えられた状況を楽しんでいた。品格を保つのは、決して財布の中身だけではないと教えてくれる一群の人々がそこにいた。

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「自民党二階氏側の不起訴は不当」

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自民党の二階俊博経済産業相に対する西松建設からの違法献金事件で、東京地検特捜部が二階氏の会計責任者らを不起訴として捜査を打ち切った問題に関して、東京第3検察審査会は、16日付で「不起訴とした処分は不当である」とする議決を発表した。東京第3検察審査会は、二階氏の会計責任者らを「嫌疑不十分で不起訴」とした東京地検特捜部に対して「記録を見る限り捜査が尽くされているとは到底言えない」と厳しく批判し「さらに踏み込んだ捜査が期待される」と、処分の撤回と捜査の継続を求めた。また東京第3検察審査会は、東京地検特捜部が民主党の小沢一郎前代表の秘書を逮捕、起訴したことと比較し「十分な証拠があるのにも関わらず西松建設の国沢幹雄氏を起訴猶予にしたことも納得できない」と指摘した。今回の東京地検特捜部の異例尽くしの捜査に関しては、世論調査では7割近くの国民が「国策捜査だと思う」と回答しており、自民党の漆間巌内閣官房副長官の「自民党からは逮捕者は出ない」という発言通りの結果になったことからも、多くの国民が東京地検特捜部と自民党に対して強い疑念を持っている。今回の捜査の陣頭指揮をとった東京地検特捜部の谷川恒太次席検事は「議決については内容を十分に検討し適切に対処したい」とコメントした。(2009年6月17日)

上記は3日前に書かれた「きっこの日記」からの引用だが、東京地検も相当焦っているようだ。それを伺わせる新聞記事が6月20日(土)に「西松事件公判関連」として朝日も朝刊に載せている。今事件は国策捜査だという疑念が持たれているうえに東京地検側と元西松建設社長・国沢幹雄との司法取引疑惑も持ち上がっている多く。国民は自民党の二階側の関係者が起訴されない限り、今回の捜査に納得しない。

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2009年6月19日 (金)

第2章 第三話 うまく行かない企み

人気ブログランキングへ小説 若気の至りは熟年まで続く。

その国は飲食・サービス業に対しても脱税には非常に厳しい態度で当局は臨むことで知られていた。もちろん、下級役人の嫌がらせがないわけではないが、税務署員は概して真面目に経理帳簿を調べて歩く。そこに、かつて日本人が経営する草分け級の日本食レストランがあった。そこは大変繁盛し儲かっていた。やたらと高くてまずい、その上従業員は横柄と言う、海外での草分け日本食に良くある3つの特徴が完璧に揃った店だった。今なら西原理恵子と相棒の神足某が「恨みしゅらん」で3星を上げるような店だ。

ガイド上がりの経営者はがめつく、どんなに儲かっていても従業員には最低限の給料しか払わないと言うことでも有名だった。そんな店だったが、創業から20年後、経営者が突然海外逃亡してしまった。聞けば税務当局に密告があったらしく、自宅が強制捜査の対象になり、マルサの手で多額の現金が隠し場所から発見されたのだと言う。脱税で逮捕を恐れた経営者は何も持たず日本へ逃げ帰ったと言う話だ。恨みによる密告だろうとの噂が一時そこでは流れたが、それには皆納得していた。店はもちろん、他人の手に渡り、わずかな出資をしていた別の日本人が翌日から経営者然として現れたのには常連客全員が驚いた。

さて、周作もどきと小太りの二人組みは「かすり」を取ろうとしていたことは前回書いた。ただ、どの取引先からも「良いでしょう。払いますよ。でも、税法上きちんと計上します」とあまたの取引先から言われて、書面上で不正がいずれ発覚するのを恐れたのか、その企てはあまりうまく行かなかったと聞いた。結局、彼らが何をしようとしていたか、ふたりの悪評がますますその狭い世界を駆け巡るだけに終わってしまった。

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2009年6月17日 (水)

ブロガーと日記文学/との関係性を考える

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日本には日記文学の伝統が脈々と息づいている。

今、現在日常的にブログを更新している、所謂ブロガーの総数は500万人とも600万人とも言われている。日本の成人人口は1億400万人余りだろうから、実に20人にひとり近く、総人口の5ー6%の人が毎日携帯からのプロフやパソコンを使ってのブログを更新している計算になる。

平安時代の「更級日記」や「土佐日記」を例にあげるまでもなく、日本には連綿と続く日記文学の伝統がある。江戸後記にも鈴木牧之の「北越雪譜」という雪国・越後の日常生活を綴った著名な記録文学が岩波文庫に収められている。

もちろん、戦中・戦後にも山田風太郎や永井荷風による優れた日記文学が書かれているのはご存じの通りだ。僕等日本人にはやたらと日記を書く習慣があるらしい。太平洋戦争中戦場の一兵卒もやたらと日記を付けていたらしい。

もちろん、防諜の観点から私的な日記を付けることは厳しく禁止されていた。それでも戦闘の合間に兵士たちは日記を綴ることをやめなかった。それに米海軍は眼を付けた。IQの高い学生を選び出して徴兵し、日本語学校卒業後士官として処遇するのだが、日本語を1年で叩き込むという力技を上層部は施す。

戦後、日本学者として名をなしたドナルド・キーンやサイデンステッカーは沖縄戦線で捕虜の尋問に当たると共に戦場で見つかった数多くの日記を翻訳し、米軍の作戦に役立てている。彼らは米海軍の情報将校だったのだ。彼らは一様に筆まめな日本人の特異性に注目している。現在ブロガー人口が多いのもうなずけるというものだ。

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2009年6月16日 (火)

第2章 第二話 不幸な邂逅

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小説 若気の至りは熟年まで祟る

運が悪いと言うことのひとつに人との出会いと言うことがある。不幸な出会いは避けることが出来ない。いわば、運命で決まっているのだから仕方がない。偽周作と副所長の「粗悪な石」ぶりは日増しに周囲に暴露されて行った。周作は、この当時自分で運転出来ないので日本人青年を運転手に雇い、中古ベンツの後部座席に納まっていた。どうも、夜な夜な、これと思った若い女性客の泊っているホテルで降りているらしい。

アルバイト運転手の青年はエレベーターホール前でぶつぶつとつぶやともなく独白している。「ホテルで結構待たされるんですよね。」「何をしているのでしょうね。」サングラスをいつも掛けっぱなしの青年は俺と事務所の前で出会った際にそう教えてくれた。まさか、合意のないまま、部屋へ押し入っている訳ではなかろうが、まめな偽周作ではある。

一方、副所長の方は昼間から酔っ払って席に居ないと思ったら机の下で寝ていたなどと言うことが良くあった、愛すべき一面もあるにはあったが、タガが外れているのは二人に共通した。所長、周作ともども現地の航空会社や日本食レストランに何がしかの払い戻しを求めて暗躍していた。金に汚いという情けない共通点も二人は持っていた。もちろん、会社に内緒で自分たちの私服を肥やすつもりなのだろうとは推測できた。

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民主党系候補、千葉市長選に勝利

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政治に関心を持つ、首都圏に住む選挙民の多くは昨日14日の千葉市長選挙の結果に注目していたと思う。結果はご存じのように野党推薦候補の圧勝だったが、自公推薦候補が敗れた要因は麻生首相が鳩山前総務大臣の首を切ったこともさることながら、直接の敗因は森田健作県知事の無所属偽装に怒っていた千葉県民も多かったからではないだろうか?

自民党の完全広報新聞・サンケイは7月5日投開票の静岡県知事選挙には3人の有力候補者がいるが、そのうちの2名は民主党系で支持は2分し、自民党系候補が有利と報じている。サンケイはどうしても自民党系候補を勝たせたい。

もうひとつの偏向報道は例の麻生最後の謀略「白山会」事件に政治家の関与、それも民主党代議士が絡んでいるとサンケイが嬉々として報じている点だ。政治家の関与が疑われ本格的捜査が開始されるとサンケイは言う。

白山会とM代議士の関係は既に報じられている通り、一時白山会代表がM代議士の私設秘書をしていたことだ。その後、この男はM代議士事務所秘書と言う名刺を持ち歩いている。その名刺だけで厚労省のキャリア課長が騙されるだろうか? その時点では既にM代議士と白山会代表は何の関係もなくなっていたと言う。

こんな根拠薄弱な証拠でM代議士を捜査し、起訴に持ち込むのはいくらなんでも無理だろう。サンケイとすれば、ともかく疑惑報道しさえすれば、自民党に有利に働き民主党を貶めることが出来る。麻生最後の謀略に加担出来れば
サンケイの役目は終わるのだろう。僕等は事実だけを良く見極める眼を養おう。一マスコミの謀略に騙されてはならない。

最強事務次官候補が障害団体偽装にそんなに簡単に加担するものなのだろうか、たとえ政治家の関与があったにしても彼女の失うものが多すぎる。謎の多い事件だが、この次官候補は東大でもなく、男性でもない。検察と麻生内閣の背後で糸を引く漆間巌たちに取っては都合の良い犠牲羊ではないか.

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2009年6月14日 (日)

自民党は橋本と東国原を担ぎ出す

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「きっこの日記」6月13日(土)号の記事でフロッピー麻生のチキンぶりがこれでもかと取り上げられていたが、鳩山邦夫は文字通り、麻生太郎の指示で2階に上がったら梯子が外された結果となった訳だ。

麻生太郎という人間は一番最近に会った人間が強く説得すれば、あっさり前言を撤回する癖がある。鳩山邦夫も辞任会見で表現は若干違うが、同じようなことをやはり言っていた。きっこさんがフロッピーと麻生太郎を称するのも同じことだ。

彼には定見や信念は薬にする程もない。厚労省の分割を言い始めたのも読売の老害・ナベツネに言われたからだけらしい。状況が自分に不利と見るや、案の定前言をあっと言う間に撤回した。その流れは今回の鳩山辞任騒動と全く同じだと僕等はみんな感じている。

それより、なにより危険なのは自民党が麻生を見限った後、例の勘違い男・橋本大阪府知事と少女買春男・東国原宮崎県知事を担ぎ出す事態だ。それは「世に倦む日々」ブログでも既に指摘されている。

二人を担ぎ出す勢力の総理は、実は誰でも良い。石原慎太郎のところの委縮長男の伸晃の名前が挙がっているが、旧来型の自民党勢力に取っては彼の線の細さは都合が良いし、官僚達も石原伸晃の扱いやすさは行政改革大臣時代に良く知っている。

小泉・竹中が今でも勢力を保っていることは、今回の鳩山辞任劇ではっきりした。橋本と東国原の担ぎ出しに大喜びする国民は多いだろう。コイズミに騙された、そのままの手法を使えば良いのだ。選挙で霞が関を叩き、ポピュリズムを煽っていけば、自民党はあっさり来る衆院選で勝つ可能性はある。マスコミはそのまま流れに乗る。

テレビ・新聞マスコミは、心ある市民の味方ではない。私達は新型インフルならぬ新型ファシズムの到来に十分注意し、彼らの動きを監視しなくてはならない。

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