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2009年7月5日 - 2009年7月11日

2009年7月11日 (土)

外務官僚の嘘・外務大臣の嘘と便所の落とし紙

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7月11日(土)付朝日新聞社説「密約文書破棄」を読んで見て頂きたい。アメリカ公文書館の公開公文書で1960年の日米安保条約改定に際し、核兵器持ち込みをめぐる密約が交わされた証拠文書が存在することは既に証明されている。それを無いと言っている自民党政府と外務書の嘘は国民への背信ではないかと社説は主張している。

そこから眼を転じて同じ朝日新聞同日の社会面・39面を見てみよう。そこには外務省が99年の情報公開法施行に合わせて膨大な量の機密文書を溶かしてトイレット・ペーパーに作り直し、それをまた外務省のトイレに配布していたと出ている。

外務省と自民党政府、長い間の腐敗と癒着の結果が機密文書のトイレ紙、昔風に言えば便所の落とし紙になっていたとはブラック・ジョークを通り超して腐臭が外務省のトイレから立ち上がってくるようではないか。

外務官僚は嘘をつき通せると高を括っている。中曽根世襲外務大臣は調べるつもりはないと明言している。この国には国益など存在しないから、外務官僚と自民党代議士の私益を守るためには何でもすると10年前に秘密会議でも持ち、決定したのだろう。

我々の税金を無駄に使い、これ程までに国民を馬鹿に続ける外務官僚達、彼らの仕様に国民への加虐嗜好さえ感じるのは僕だけだろうか。外務省の役人どもの文字通り尻拭いに使われているのが機密文書のなれの果てだ。
外務官僚達の高笑いが聞こえてくるではないか。外務省の高給役人達の犯罪を許してはならない。

政権を変え、権力を変え、森巣博風に言えば外務官僚とそれに関わった自民党代議士を堀の内側に2,3年しゃがませてやらなければならない。もちろん時効に掛からない役人OBも例外ではない。「世に倦む日々」ブログ主の言うことも良く分かるが、ここは一度権力の枠組みを変え、裁判官の判断を変えさせなくてはならない。時効に掛った犯罪者には民事訴訟を起こそうではないか。

社会党が政権を取ったフランスで実際に起きたことを日本でも再現しようではないか。全てはそこから始まる。「権力は腐敗する。絶対権力は絶対的に腐敗する。」レーニンの至言は今も生きている。まずはみんなで都議選に行こう。自公政権を、石原都知事を許してはならない。都民ではない皆さん、2か月以内に実現する衆議院選挙に行きましょう。高給役人にいつまでもバカにされていてはいけないとは思いませんか。

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2009年7月10日 (金)

何処までも愚かな麻生太郎首相 メドベージェフ大統領にふられる。

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何処までも愚かな麻生太郎首相、 メドベージェフ大統領にふられる。

7月10日(金)付け朝日新聞朝刊第2面に北方領土期待感に誤算と大見出しが出ている。誰も何も期待していないのにG8サミットに出たくて仕方がなかった麻生太郎首相は日ロ首脳会談で何らかの譲歩か、新提案を引き出せる考えていた。大甘の外務省と麻生太郎はメドベージェフ大統領に良いように鼻づらを引き回され、何の成果も上げられなかった。外交の麻生とはちゃんちゃら可笑しい。

昨年11月の大統領との初会合で「この問題の解決を次世代に委ねることは考えていない」との言葉を引き出し、5月に来日したプーチン首相も今回のサミットの際に「メドベージェフ大統領が領土問題について話す用意がある」と期待に応えるかのような発言をした。と報じられていた。

舞い上がった麻生太郎首相はこの1月から前外務事務次官の谷内正太郎を政府代表・シェルパとして何らかの言質をG8サミット前にロシア大統領側から引き出そうとしていたという。1月から6月まででも6か月、これほど時間が有ったにも関わらず何の成果も上げられなかった外務省の無能を麻生太郎が今回の会談でその上、恥の上塗りまでして見せた。愚かとしか言いようがない。

ノン・キャリアではあったが極めて有能な対ロシア情報専門官だった佐藤優をよってたかって逮捕させ、有罪にさせたつけが外務省の、それも実質的な責任者だった谷内正太郎に廻ってくるのも歴史的皮肉というものだ。

どこまでも愚かな麻生太郎は参院予算委員会で「戦後60年以上たった今日もロシアの不法占拠が続いているということが極めて遺憾」とやってしまった。また、この6月には衆院で7月に参院で北方領土問題等解決促進特別措置法改正案が可決成立した。このふたつの対ロシア外交事案は表舞台で起きていたことなので、ロシア大統領は仕方なく?表立って激しく反発し、5月の新任大使信任状奉呈式で日本だけを厳しく批判し、日本大使に恥を掻かせた。

誤解しないで欲しいのだが、ロシアの千島列島不法占拠は厳しく非難されるべきことであり、スターリンの犯した数多くの歴史的犯罪のひとつであるのは言うまでもない。

その典型的な歴史的事実を司馬遼太郎は風塵抄 二 99 「島の物語」に綴っている。殆ど知られていない戦闘の事実。日本が降伏して3日後の8月18日にロシア軍は占守島を攻撃、約6千人の守備隊とその所属戦車隊は不法侵入したロシア軍を一度は撃退したが、再度彼らは上陸、激戦の末双方に多数の犠牲者を出し、8月21日になって漸く停戦したという。司馬さんの同僚、教官はことごとく戦死してしまった。降伏した兵士、将校たちは不当にもシベリアへ送られた。

その事実を踏まえた上で言うのだが、麻生と外務省は何故今回事前にロシアに根回しをしなかったのか、特措法など屁のツッパリにもならない。(失礼)その成立を遅らせれば良いだけのことではないか。何を発言し、発言しないか裏でロシア側と話し合いをすれば良かっただけの話ではないか。だいたいそれが外交シェルパの役目だ。その意味では麻生太郎と官邸は最後まで無能で愚かだった。来る7月13日には自民党の元幕閣や現家老共が馬鹿殿を奥座敷に押し込め、無理やりにでも詰め腹を切らせることになるのだろう。

参考書籍

風塵抄 二 司馬遼太郎著 中公文庫 2000

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2009年7月 9日 (木)

サリン現場十年目の回顧

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第四章 視えない風景のなかへ

「鬼畜」対「良民」だったのかーーーサリン現場十年目の回顧

辺見庸はあの日偶然、地下鉄神谷町の駅でサリンの撒かれた現場に行き合わせた。彼自身がもう少しで被害者になる危険性もあった。しかし、「ああ、自分も危なかった。もう少しで被害者になるところだった」と彼は地下鉄サリン事件を回顧している訳ではない。

辺見庸はそこで唖然とさせられるひとつの光景を目にする。それは自分の眼の前でバタバタと倒れるサリン被害者を眼の端に捉えながら、誰を助けるでもなく、被害者を跨ぎ避けながら、殆どの乗客は改札口へ急いだと言うのだ。誰も眼の前で泡を吹いて倒れる人たちを助けることを考えもしなかったと言う。乗り合わせた通勤客はみな始業時間に遅れまいとその場を離れて行く。

辺見庸自身は一人の外国人を改札口から急な階段を上り切り、路上へと助け上げている。その際、肩口に大量の吐しゃ物を掛けられていたのに彼はあとで気が付いたという。脳溢血で倒れる前の辺見庸は日本人にしては大柄ながっちりした体形だったように思える。自身、病気になる前は喧嘩になれば勝てると思っていたという。外国人、あのあたりは場所柄、外資系の会社や欧州系の大使館も多く点在するから、その男性被害者を助け上げるには力も上背も必要だったろう、辺見庸でなければその被害者の救助は覚束なかったのだろう。

テレビで我々が観た地下鉄サリン事件の現場は当然編集された後の場面だ。そこには乗客や駅員によりプラットフォーム上で介抱される被害者が映し出されていた。我々は介抱場面を当然の如く観ていたが、それは一種の予定調和により編集されたシーンを見せられたいたとは驚きではないか。ただ、自分がその場に居合わせたら会社の始業時間を無視して被害者の救護に積極的に動いたかどうかは自信がない。

辺見庸はその後地下鉄サリン事件裁判法廷を傍聴するが、加害者が「鬼畜」で被害者が「良民」と一方的に括ることは出来ないのではないかと書く。事件現場での乗客や記者、警察官の酷薄な振る舞い、自分の領分のみに生真面目な群衆というのは「良民」でなく、加害者と同じ地平に立っているのではないかと、この10年間折りにふれ考えて来たと彼は書き留める。法廷で加害者が見せる麻原に対する従順さとあまりにも生真面目なふるまいは、サリン被害者を
跨いで職場へと急ぐ酷薄な群衆の行為とどこかでつながっているのだろうと書いてこの章を閉じている。
深く、慄然とさせる事実の記録ではないか。

参考書籍:

「自分自身への審問」辺見庸著 角川文庫 2009

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2009年7月 7日 (火)

川勝平太の正体

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昨日の「世に倦む日々」ブログは怒っていた。静岡知事選で当選したのが川勝平太だったからだ。彼は安倍晋三内閣のブレーンだった過去がある。「世に倦む日々」ブロブは自分以外、どの左翼ブログも川勝平太が渡部昇一と同じ穴のムジナであることに言及していないと怒っている。2人とも自民党べったりの極右文化人?ではないかと憤ってもいる。

左翼ブログは民主党が政権を取れさえすればそれで良いのかとブログ主は怒っている。まあ、その怒りが分からないでもない。極右・反動には本物の知識人はまずいない。本多勝一が良く言うが、右翼には似非知識人はいても、本格的知識人はバカバカしくて、その論陣に与しない。右翼アジテーターの川勝平太や渡部昇一が食って行ける余地がそこにある。言い換えれば、そこでしか食べて行けない。

「世に倦む日々」ブログさんよ。世の中は広い。あなたと同様に川勝平太を知事に担ぎあげる民主党の無定見を批判する無名ブログもあるのだ。彼らに政権を取らせてから始まることもある。第2次世界大戦後長い保守政権が続いたフランスでもミッテラン社会党政権の時代に裁判官の判断がそれ以前とは明らかに変わったと言われている。
全てはこれからだ。

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2009年7月 6日 (月)

静岡知事選で自民党がまた敗北

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下記は昨日7月5日(日)きっこの日記・一人記者・新聞(世田谷通信)からの抜粋だ。この川勝平太という男、本来は自民党御用達文化人?なのだが、まあ、それはこの際置いておこう。今回の知事選は機をを見るに敏な右翼の人間も民主党に走る良い例とも言えよう。それはそれとして、麻生謀略内閣がもうすぐ終わりを告げるうれしい選挙結果ではないか。反市民で反動マスコミの見本のようなサンケイ新聞は早くから民主党側の分裂選挙で静岡知事選は自民公明推薦候補が勝つだろうとうれしそうに報じていた。その予測記事を書いた記者の顔を見て見たいものだ。さあ、都議選で麻生謀略政権に引導を渡そうではないか。もちろん、麻生は野垂れ死にする。偉そうに解散時期は自分が決めると繰り返しテレビカメラに向って語っているが、自分で決められることなど一つもない。イタリアサミットから帰って来たら週末都議選、翌13日には無理やり詰め腹を切らされるだろう。ところで、国際ばくち打ち・森巣博が日本文化の優位性を説く渡部昇一や川勝平太に対し、日本文化とあまたある外国文化との間に上下も優劣もないと論破したのは何時のことだったろう。ふたりは森巣博の論破に反論することなく逃げ回っていたと記憶する。民主党はこんな男を担いで大丈夫かとも思うが、まあ、川勝平太新知事の、これからの言動に注目して見ようではないか。

静岡知事選で自民党がまた敗北」(世田谷通信)

次期衆院選の前哨戦と位置づけられた静岡県知事選で、民主党、社民党、国民新党が推薦した静岡文化芸術大前学長、川勝平太氏(60)が自民党、公明党推薦の前自民党参院議員、坂本由紀子氏(60)ら3人を破り初当選した。これで自民党と公明党の与党は、4月以降、名古屋、さいたま、千葉の政令市長選の3連敗に続き、主要地方選での敗北を重ねた形になった。坂本由紀子氏は、自民党員でありながら「完全無所属」を謳い有権者を騙して千葉県知事に当選した森田健作氏にならい、自身のポスターやプロフィールから「自民党」という名前を消し、麻生首相の応援演説も断り、徹底的な「自民党隠し」を行なって選挙戦を戦ったが、ここでの敗北は、次期衆院選だけでなく、12日の東京都議選にも大きな影響を与えると見られている。(2009年7月5日)

参考書籍: 森巣 博 「無境界の人」 集英社文庫「無境界家族」 集英社「越境者たち」上下 扶桑社 

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2009年7月 5日 (日)

村上春樹の「1Q84」を読む

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アマゾンでも村上春樹著「1Q84」の書評が夥しい数に上っていると言う。基本的には素人の書評ではある。小説の読み手に素人も玄人もないように思うが、文学評論で飯を食っている人間は一応玄人なのだろう。ただ、今現在文学評論やその出版だけで食べて行けるとは到底思えない。彼ら彼女らのほとんどは大学の教師だったり、出版社に属する編集者だったりするのだろう。文学評論が小説家の余技である場合ももちろん多い。

皮肉な話だが、文芸評論一本では食べて行けないので有れば、そこには素人芸も玄人芸も存在しないとも言える。小説を手に取り、買い上げ、読み切った者はその小説をどのように批評しようと彼、彼女の自由だ。その小説にどのような感想を持とうが勝手と言うものだ。許されないのは読みもしていないのに事実に基づかない誹謗・中傷を繰り返しアマゾンのようなネット書評欄に投稿する行為だけだ。

さて、このところ新聞の書評欄で村上春樹の「1Q84」が取り上げられない日はないといっても良い。村上春樹は自分自身への批評も評論も読むことはないと明言している。そこで、「1Q84」に話を戻すと、ふたりの主人公・青豆にも天吾にも子供時代にきちんとした家庭生活を送った記憶はない。天吾に至っては他の男に恍惚とした表情で乳房を吸われる母親の幻影しか残っておらず、それも1、2歳の幼児にそのような記憶が残るものかどうか天吾自身が疑っている。

青豆は両親がカルト教団に絡め取られ、十代の早い時期に両親の元から脱出している。青豆も天吾も「あらかじめ失われた家庭」から出て来ているところが村上春樹らしい。村上春樹が極めて誠実に地下鉄サリン被害者にインタビューを重ねたことは良く知られている。それは「アンダーグラウンド」に結実しているのはご存じの通りだ。
その長期に渡るインタビューの過程で村上春樹はカルト教団の危険性を強く認識すようになったのだろう。

「1Q84」には小説のモデルとなったであろうオウム真理教の他に、今後人権侵害の疑いが濃厚で捜査の対象になり得る「ヤマギシ会」と思しき農業共同体が登場する。青豆の両親が絡め取られているカルト教団は「エホバの証人」がモデルだろうと誰にでも想像はつく。村上春樹はカルト教団が自分では何も選び取れない年少者に及ぼす害毒を強く危惧し、それが「1Q84]を彼に書かせた動機のひとつではないだろうか。

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