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2010年1月24日 (日)

郷原伸郎元検察官の見識

下記は「きっこの日記」中の世田谷通信に掲載された記事だが、その記事に先立ちNY TIMESは元検察官、郷原伸郎に取材し、小沢一郎を標的にした今回の東京地検による捜査は官僚による民主党への攻撃、つまりは権力闘争だとNY TIMESの記者は書いている。「きっこさん」さんもご自分のブログで書いておられるように記者は「検察により物語が作られた」と書いている。その上に下の記事だ。

検察OBはいかに今度の東京地検特捜部の捜査が常軌を逸しているか、そのOBが2人も証言しているのだ。英国のフィナンシャル・タイムスと言い、欧米の一流紙も今回の捜査に対する論評は「検察・旧自民党勢力の揺り戻しを許してはいけない」と言うものだった。産経・読売グループの嘘報道はこれではっきりと暴かれている。

1月17日に放送されたテレビ朝日「サンデープロジェクト」で、「小沢氏VS東京地検特捜部」と銘打って民主党の小沢一郎幹事長の問題を取り上げた際に、元検察官の郷原信郎弁護士が「反検察」の立場で発言をしていたのに対して、元東京地検特捜部長の宗像紀夫氏は一貫して特捜部のやり方を擁護する発言を続けていた。しかし、番組終了後に、宗像紀夫氏がジャーナリストの大谷昭宏氏に対して「私も実はあなたと意見は同じなんですよ。今回の検察のやり方は全く目茶苦茶です」と語っていたことが、ジャーナリストの高野孟氏の報告で分かった。放送中、宗像紀夫氏は、黒だと思った相手を立件するためなら、見込み捜査や別件捜査も構わない、別件逮捕で身柄を拘束してから厳しい取り調べで自白させればよい、というような主張を繰り返し、現在の特捜部のやり方を擁護し続けた。しかし、番組終了後に、放送中の発言を一転させて、現在の特捜部のやり方を「全く目茶苦茶」だと批判した宗像紀夫氏を見た高野孟氏は「ここで郷原と一緒になって検察批判をしたんでは番組として成り立たないという判断だったのだろう」と感想を述べている。放送中の宗像紀夫氏の発言が、番組プロデューサーの指示によるものか、本人の判断によるものかは定かではないが、少なくとも元東京地検特捜部長という肩書きの人物が、現在の特捜部のやり方を「全くの目茶苦茶」だと見ている事実は非常に重いだろう。この「小沢氏VS東京地検特捜部」は、24日の「サンデープロジェクト」で第2弾が放送されるが、視聴者はテレビから流れる情報だけを鵜呑みにせず、こうした「テレビの裏事情」も推測した上で放送を観るべきだろう。(2010年1月24日)

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