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2013年8月18日 - 2013年8月24日

2013年8月24日 (土)

英検1級合格記録 2次面接を独学で突破できるか?

さて、難関2次面接を、どう突破したらよいのだろうか?あまり参考書もなく、また、独学で2次試験を突破した方たちの体験談もあまりない。結局は、皆さん、1次試験を突破した実力で、それぞれの方法で乗り切っていらっしゃるのだろう。だから合格者の皆さんは寡黙なのだろう。しかしだ。1次試験免除4回の2次面接試験の特権を全て使い果たし、1次試験を受け直して、5回、6回目で漸く合格を勝ち取る人。はたまた、1次試験突破は3回目、結局、2次面接試験9回目で受かった男性もいらっしゃる。人によってはそのぐらい2次試験も突破するのは大変なのだ。2次面接試験に対応できる力と言うのは、ずばり、どんなトピックスにも対応できるスピーチ能力と言うことになる。2次試験では、どんな問題が受験生の前に5問提示されるか判らない。1分間と言う短い時間の中で、その5問の中から、自分が今回スピーチで取り上げる題材を20秒ほどで決め、30秒強でスピーチにまとめる。目の前に提示される5問が多すぎで,眼くらましのようにさえ感じるほどだ。受験生の前に提示される5つの問題は大抵、初めて眼にするものだ。それでも受験生は何とか対応しなければならない。過去問題と似ているが、微妙に主題をずらしてあったりする。それに対応するにはどうしたら良いか。それはどんな問題が出されても、なんとか自分なりの考えで2分でスピーチが創れるようにしておくことだ。ランダムに過去問から題材を選びスピーチを2分間で完了するドリルを自分に毎日1話課してみる。あらゆる問題に対応するためには①オリジナルテキストでの多読。②英字新聞を読み、必要と思われる記事を書き出しておく。③今、話題になっている記事を日本語で読み、例えば、IPS細胞や遺伝子組み換え作物の記事から自分なりのスピーチを英語で即興で出来るようにしておく。即興でスピーチができるようになるためには、広範な知識、浅く広くで良いが、簡単な英語に出来るように、口頭で出来るように、表現力を鍛えておく。今思いつくのはそれぐらいだ。どんな、表現が出来ると良いか、具体的な表現力については、また明日こちらに書き留めて行きたい。

Hitler

本日取り上げるのは「ヒトラー・専制の研究」だ。日本語訳はみすず書房から、随分昔から出ている。著者は英国の歴史家、アラン・バロック、ヒトラー研究では右に出るものはいないという権威だ。英検1級を突破しようと言う受験生は現代史にも通じて欲しい。   約800ページの大部な著作だ。1年がかりでも良いので読んでみて欲しい。民主主義は以外と脆いことと、ヒトラーの残酷な専制政治の実態が良く理解できると思う。

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英検1級合格記録 独学で2次面接を突破できるか?

どの合格記録ブログやサイト、それに関連する書籍でも、1次試験合格者の多くは、2次試験、スピーチ、面接対策として英会話スクールや塾に通った経験があるようだ。関連したサイトで、”2次試験合格者の声”と言った宣伝・広告のバナーも多く見受けられる。昨日、このブログで2次面接試験は独学で合格するかと疑問を何度も書いた。良くネットのコメントやつぶやきで、「俺は会話は得意なので、難なく1回の面接試験で2次試験は合格した。」と書いている人がいるが、僕は、その人が帰国子女か、長く英語圏に駐在したか、留学したかでなければ、そんなに簡単に2次面接に合格するとは思えない。そのように嘯く人は、きちんとしたブログを創ったり、SNSに参加しているのを見たこともない。例えば、色々な国家資格ブログがあるが、長くそのブログを書き続けるには嘘やでたらめは書けないからだ。人は嘘に嘘を長く、何重にも重ねられないからだ。それは途中で必ず破綻する。ただし、僕はその、簡単に合格したと言う方たちが嘘をついていると言っている訳ではない。いくつかの誠実なブログは、その方の英検1級合格証書が、名前は伏せられているものの、個人の通し番号は隠さないまま、合格証書のコピーが掲げられていることが多いからだ。いくら匿名サイト、ブログとは言え、せっかくの情報交換なのだから、お互い多少は役に立つブログやサイトにしたいものだ。その意味では合格した方たちは、どのようにして合格できたか、背景を少しでも正確に伝え合いたいものだ。

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2013年8月23日 (金)

英検1級合格記録 独学で2次面接の突破はできるか?

英検協会のサイトでも2次試験についてはさっと流しているだけだ。まあ、対象人数が極端に減るのだから仕方がないのかも知れないが、とても2次対策を案内しているとは言えない。あんな、ひとを小馬鹿にしたようなアニメ仕立ての受験案内で何が出来ると言うのだろう。そして関連出版社から出ている2次面接試験用の参考書、これが全く役に立たない。1次試験用の過去問対策本に付録のように付いている2次対策CDとスクリプト、これも何の役にも立たない。この模範解答音源でどうすればいいと言うのだろう?これを聞いて音を真似させようと言うのだろうか?この模範解答を聞いているだけでは、永遠に2次試験に合格できないだろう。1次試験の模擬試験ドリルはリスニングを含めて繰り返し練習すれば、いずれ合格する力は付くでしょう。しかし、本番の2次面接での2分のスピーチと4分の質疑応答は言うまでもなく、相手があってのことですから、参考書とCDでは模擬試験を立体的にドリル演習できないのは言うまでもありません。仮に、これがDVDでも結果は同じでしょう。双方向でドリル演習ができないのは、参考書や音源だけのCDと同じことなのですから。従って役に立たないのは、いわば当たり前なのです。そんなものをどうして売るのかとも思うのですが、それは、あくまで参考書であり、合格を請け負う教材など、どこにもないのですから、言い訳はいくらでも通ります。実力がなければ落ちるだけなのですから。それにしても、3回目の受験で、僕の隣に座った若い女性も、4回目の時に同じく隣に席になった40代の男性も、共にどんなトピックスが出て、それにどう対応したらよいのか、一応に戸惑っていました。それまでの準備が役に立たないとしたら、やはりなんと大変な試験なのでしょう。独学で合格するには、それではどうしたらよいのでしょう。やはり、すぐにでも英会話学校なり、塾へ行くべきなのでしょうか?独学で2次面接を突破するのは無理な話なのでしょうか?その話は次回から何度かブログ記事にして見たいと思います。

Photo さて、散々悪口を言って来た2次試験用参考書ですが、試験会場にも、この参考書を持ち込んでいる受験生は多いように思われます。何人かの1次試験突破を勝ち取った方々が不安と緊張を併せ持ちながら、左の参考書を開いておられました。そういう僕は持ち込みはしませんでしが、トピックスは参考にさせて貰い、2分間の想定問題として、歩きながら口に出してスピーチのドリルを重ねはしました。その意味ではお世話になりました。

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英検1級合格記録  オリバー・ストーン

今年、2013年7月7日(日)4回目の1級2次試験の直前、スピーチのネタになればと、6月15日の英字新聞、ジャパン・タイムスの記事を読んでいた。この回で不合格なら1次試験免除の期限が切れる。そして、また、突破するのに苦労するだろう1次試験が始まる。そんなことを思いながら、記事を眼で追っていると、僕の興味を引く記事が目に付いた。例の傑作反戦映画「プラトーン」の監督、オリバー・ストーンに対するインタビュー記事だ。この映画は、封切りを長女と観て、すさまじい衝撃を受けたことを良く覚えている。以下は記事の引用です。

This August, Stone will travel to Hiroshima and Nagasaki with American unversity professor Peter Kuznick to parti cipate in the 2013 world conference against Atomic and Hydrogen Bobs.

しかし、これに続く記事がなんとも刺激的なものだ。それも少し引用してみる。

Oliver Stone likens Japan to U.S. Vassal. Relationship said corrupt comingrate the expence of sovereignty. Japan has unhealty relationship with the U.S.and should reclain its political sovereignty.

文章はまだまだ、続くのだが、「日本は米国の召使だ。そんな不健康な関係は解消して、政治的主権を取り戻すべきだ。」と語っている。しかし、日本の新聞にはそんなことは8月に来日した後も誰も書いていない。NHKは「もう一つのアメリカ史」をBSで流しているので長時間インタビューでもするのかと思ったのだが、広島と長崎をストーンとカズニックが訪れたことをニュースで流しただけだった。英語を本格的に学ぶということは別の視点も手に入ると言うことだと思う。

Dawn_patrol

さて、本日の読書、昨日に続きドン・ウィンズロウのサーファー探偵ハードボイルド。恋と友情、殺しとクスリそして麻薬組織とてんこ盛りだ。「サーファーこじき」 surfer bumと言う言葉もこの小説で初めて覚えた。 dude 君とか奴とか男を指す言葉とか、AKA as know as とか。でも、この人の主人公たちには品があり、一本筋が通っていて、強い。美しい。サムライ的です。是非、手にとってみて下さい。

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2013年8月22日 (木)

英検1級合格記録 2次面接も実は難関 !!

繰り返し、このブログで書いているが、僕に取っては1次筆記・リスニング試験より、2次面接のほうが余程骨が折れた。2次面接に漸く受かるのに、結局4回、2次面接試験を受け続け、結局、合格までに1年掛かってしまった。この2次面接がうまく行ったら、まずは通訳ガイド試験を受けようと思っていたのだが、結局、合格が判明したのが英検サイトで7月12日、証書は14か15日に届いたのだから、今年の国家試験を受けるには遅すぎた。もっとも、地理や日本の文化・自然遺産にはひどく疎いので、今年受験したとしても合格は出来なかったろう。従って、もともとの計画である、フランス語を1次試験から受け、英語の1次免除を使い、他3科目の受験に挑む予定だ。フランス語も自信があるとは、とても言えないが、苦手な仏文和訳が出来るようになれば、何とか道は見えてくるような気がする。まあ、単語や仏文和訳問題は5年分の過去問を解いている分には50点位は取れるのではなどいかと思っている。さて、2次スピーチ、はっきり言って全く対策は立てられなかった。なんの準備もしなかった1回目の2次面接は54点、2回目は36点、3回目は48点と、改善の道は全く見えなかった。僕は欧州人とは仕事でいくらでも会話して来ているので、その点は心配していなかったが、どうしてもスピーチがうまく行かなかった。ぱっと課題をみて、瞬時にスピーチが出来そうな話題は、毎回全く見つからなかった。何を話して良いのか、見当も付かないのだから、合格出来るわけがない。3回目に落ちたときはさすがに焦った。それでも、塾のようなところに頼ろうとは一度も考えなかった。まあ、そこで、やっとモデル・スピーチを20題、ウェブ上からスクリプトと共に購入し、それは大した金額ではなかった。それは、女房とおすし屋さんに行けば、1回で消える程度の金額だった。それを聴き、口に出して練習すると言うことを毎日、1万5千歩、2時間歩き、3ヶ月続けた。シャドーイングでスピーチ原稿を自然と全て覚えてしまった。そこで、毎日ひとつ、過去問から題材を選び、空で声に出して2分スピーチが出来るようにして、1次試験免除となる最終回の試験に臨んだ。結果、ひどい出来だったが、なんとか4回目で受かることが出来た。本番の出来はひどいものだったが、試験前には大抵の話題でスピーチをまとめることが出来るようになっていた。それが、どうにか合格出来る目安のようだ。

Winslow_don

さて、ブログ主はどんな本を読んできたか、今回はドン・ウィンズロウの「カリフォルニア ファイア アンド ライフ」、娯楽ものです。サーフィンにはなじみがないのですが、それでも、楽しめる、めちゃくちゃおもしろいハードボイルド小説です。1次試験の単熟語も結構出たな、ここから。楽しみながらの勉強にはうってつけです。クライム アンド ドラック、この作家の作品に共通して流れるテーマです。現代米語に慣れてきますよ、沢山読み続ければ。

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英検1級合格記録  英作文対策

英検1級合格のための英作文対策と言うのはやはりあると思います。それは、過去問回答のような一定の型、フォーマットに当てはめた英文を200字前後で書かなくてはならないと言うことです。使用すべきキーワードは3つ、はじめから指示されている訳ですから、賛成・反対、またはテーマに沿った自分なりの結論を言い切り、後は,whyにbecouse を2つないし3つ、キーワードを最低3つ、どこかに必ず入れながら、結論、これは最初に言い切った結論の表現を少し変えて、繰り返せばよいわけです。そう言っても英作文は中々難しいものです。僕は不合格だった2回はそれぞれ、14点、16点しか取れませんでした。そこで合格点の取れる方法はなにか、それは10個から20個、違うテーマで模範解答を暗記してしまうことです。例えば、The pros and co ns of nuclear power generation, The pros and cons of Capitalism, company loyalty things of past ? Can world hunger be alleviated ?ウェブ上でいくらでもテーマと回答が出ています。「目指せ英会話マスター」と言う無料サイトにもいくらでもサンプルが出ています。全く違ったテーマで20個ほど、空で書き出せるようになれば、18点から20点は取れるようになると思います。また、それを口頭で言えるようになれば、2次スピーチの練習にもなるでしょう。Malcolm_x

さて、本日のオリジナル・テクスト、ご紹介するのは1965年、グローブ・プレス版、ハード・カバー「The autobiography of Malcolm X」です。マルコムX自伝、これは一黒人少年の苦難に満ちたself building story です。決して政治臭はしませんので、お勧めします。殆ど現代古典の傑作です。これはパリに有ったブレンタノスと言う英書専門店で80年代に買ったものです。

このマルコムX自伝は、後年、90年代ですか、スパイク・リーにより映画化されていますが、あれは、はっきり言って駄作だと思います。 是非、書籍でお読み下さい。スパイク・リーの作品では、コメディーで Do the right thing と言う作品がありますが、これは面白いと思います。蛇足ですが。

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2013年8月21日 (水)

英検1級合格記録 英語書籍の多読

英検1級合格記録と言うより、オリジナル・テキストの読書記録のようになって来たことをお許し願いたい。僕は英語の勉強は大学3年の時にやめてしまったが、会話勉強をフランス語に切り替えてからも、日本語以外で読む本の大半は英語だった。フランス語でも読みしたが、それは勉強の域を出なかった。フランス語と言えば、西インド諸島、マルチニク出身の医師で作家のフランツ・ファンノンが書いた「地に呪われた者」を思い出す。黒人でフランス領植民地出身の精神科医。著書の内容は良く覚えていないが、支配者と被支配者と言う関係の中で黒人たちの立ち居振る舞いが神経症的になっていくと言った著者の分析がとても印象に残ったものだ。と言うより、その本を読んだ約40年後、僕が79点と1点違いで落ちた2011年3回の長文解読、38問から41問に渡る2ページの長文解読・内容一致問題はThe Battle of Dien Bien Phu 。1954年にフランス植民地軍がベトミン、ベトナム民族解放軍に敗北した戦いの背景が、そのまま試験に出たのには驚いた。僕は、この戦争にまつわる映画をパリにいた時代、それも25年ほど前に見ていた。そして、その試験問題の中にフランツ・ファノンの名前が出て来たのにはもう一度驚いた。英検1級問題と言うのは、広範囲でなかなか奥が深い。まあ、1点違いで落ちたのだから、過去の知識が役に立ちはしなかった。それは兎も角、問題文の背景が判らないと言うことはなかった点は落ち着いて問題が解けるのだから、それは良かった。この回の長文解読は23点、合格した2012年第1回の長文解読も23点だったのだから、知っていたことが有利に働きはしなかったのは明らかだ。ここは英作文の出来が合否を分けた。Chandler それにしても、色々なところから問題を持ってくるものだ。

さて、ここで、今回ご紹介するのは言わずと知れたRaymond Chandlerのベンギン・ペーパーバック版、The long Good Bye。なんと言ってもマーロウがかっこいい。自分独自の倫理で行動し、筋を通す。しかし、チャンドラー作品は、どれも古典ですね。僕は村上春樹訳を読んで、それからオリジナルを読みました。是非、オリジナルでもお読み下さい。

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英検1級合格記録 合格証書

嫌味なようだが、ブログでは何でもありなので、7月7日の2次試験終了後、1週間位で合格証書が届いたので、ここに、それを掲載させて頂く。と言うのも、「通訳ガイド試験をはじめから丁寧に」と言うブログを3年ほど前に見つけたのだが、そのブログ主さんが、ネット上の、沢山の中傷に反論する形で、写真を掲載していたからだ。僕が英検1級を受験しようと考えたのも、実はこのブログを見つけことがきっかけだ。そこには、おそらく、関西在住で、大学関Photo_2 係者であろう、このブログ主さんが、通訳ガイド試験に合格するまでの顛末と必要な書籍が、受験対策とともに豊富に掲載されている。しかし、それは全て英語以外の受験についてだった。なぜなら、このブログ主さん、英検1級を取得してから、国家試験である通訳ガイド資格に挑んだからだ。そこで、初めて英検1級取得者は、通訳ガイド試験の1次試験が免除になると知り、僕も受けてみようと考えたからだ。実際は、受験時点ではまだ、現役の勤め人だったから、合格するまでは、それなりに大変だった。それは、このブログで書かせていただいている通りだ。僕には特に、2次試験が大変だった。結局、1次免除の最後の機会、4回目の面接でようやく合格した。しかし、点数は最低ラインの61点。とても、スピーチ技術があったとは言えそうもない成績だ。僕は語学については英語もフランス語も学校に行ったこともない。大学の学部も語学系ではなかった。2次試験も、塾や英語学校の類には通わなかったのだが、対策にはほとほと困った。市販の参考書は全く役に立たないからだ。それは、また、何度か、ここで書かせていただくつもりだが、本 日はこれで失礼。

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2013年8月20日 (火)

英検1級合格記録 単熟語と長文解読

オリジナル・テキストでの読書が結局は英検1級レベルの単熟語や長文解読に役立ちます。と再三、このブログで書いています。英検1級資格を取ると英語の勉強をやめてしまう人も多いと聞きますが、受験勉強のレベルで勉強をやめてしまえば、結局はどんどん、せっかく身につけた英語力は剥がれ落ちて行きます。従って、言うまでもありませんが、日々楽しんで英語力を落とさない方法は英語で多読を楽しむことや映画をオリジナル音声で楽しむことです。1次試験の勉強も大切ですが、複合的に英語世界をつくり上げることも大切でしょう。天才数学者で大道芸人としても良く知れるピータ・フランクルさんは6ヶ国語を操るそうですが、彼は、日本語を手に入れるためには、例えば土曜日の一日、部屋を完全に日本語だけの世界にしたそうです。日本語の新聞を読み、ラジオで日本のニュースを、レコーダーで日本語の歌を聴き、もちろん読書は日本の小説を読む。これは昔週刊誌に出ていた記事ですので、ご存知の方も多いと思いますが、彼はまだ、パリにいる間にそれだけの人工の日本語世界をつくり、日本語も手に入れています。どの外国語でも一度、その世界にどっぷりと漬からない Sandel_4 手に入らないと確かに思います。

さて、左に掲げたペーパー・バックは皆さん良くご存知のマイケル・サンデルの「何がお金で買えるか、買えないか」 What money can't buyです。サンデルさんは、結局のところ、Public good ,公共価値を大切にすることが、社会を荒廃から守ると説いているように思います。彼の英文は極めて正統的で、明確かつ論理性の高い文章だと思います。さすが、哲学博士であり、教授ですね。僕等は学校で習いませんでした。これが、日本教育の問題点のひとつだと、指摘されから長いですよね。一度、この本を一度手に取られることをお勧めします。英語で論理的に語る、英検1級を目指すなら必須の技術です。

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英検1級合格記録  Original texts

Halberstam_2  今回は僕が長い1級1次試験中も読んでいたオリジナル・テキストをご紹介したい。 まずは,David Halberstam, 60年代にThe Bests and The Brightests でたしかピューリツアー賞を受賞しているジャーナリストで歴史家、亡くなるころは大学教授だったはずだ。ここに掲げたものは、日本でも翻訳の出ている The Coldet Winter ,朝鮮戦争のドキュメントだ。650ページほどの長編、マッカーサーがこれでもかと言う位、この戦争で判断ミスを犯していることが克明に描かれている。もともと、ベトナム戦争における政治判断の度重なる誤謬と現場の現実との乖離を描いて一時代を築いたドキュメンタリー作家の面目が、この最後の作品にも良く現れている。この作品を世に出した直後、助手の学生が運転する車で事故に会い亡くなっている。大好きな作家の1人だっただけにとても残念だ。確かユダヤ系のジャーナリストだったと思う。独自の視点を持った作家だった。

Parker_2

それにもう1人、こちらはハード・ボイルド作家、スペンサーシリーズ、警察署長ストーン、シリーズなどで知られている,Robert B. Parker ,これはHigh Profile と言うタイトルの小説、どこかで村上春樹も大好きな小説家だと聞いたことがある。ハードでクールな画面描写と知性とウイットに富んだが会話がたまらない。かれこれ12冊以上読んだと思う。それも1次試験から2次試験に掛けての頃だと思う。オリジナルでの読書は英語脳を鍛えると共に英語に対するかんを保つには大切だと僕は思う。

単に1次試験の勉強だけ続けるのではなく、楽しみながらの英語も大切です。単熟語がつくのは言うまでもない。

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2013年8月19日 (月)

英検1級合格記録 リスニング対策II

純粋日本育ち、英語の発音、聞き取りは18歳まで練習したこともない。子供のときに英語圏から来た子供と友達になった経験もない。日本の高校、大学受験に、英語の聞き取り試験はなかった。だが、現在、英検1級の筆記試験、リスニング試験抜きで60点に到達するところまで来た。さて、どうしたものだろう。ただ、英検1級クラスの問題に即効で効くトレーニングなんてないだろう。結局のところ、筆記で60点が取れる日までに十分に、この結構、高度で複雑な英語を聞き分けられる訓練を積んでおくしか方法はない。そうでなければ、60点の獲得が確実な今回の、漸く1次試験に合格出来そうな機会を、また逃すことになる。そして、あの大変な、ダイ・ハードな1級1次試験に次回もまた挑まなければならない。それでは、3ヶ月で聞き取りが出来るようにならないか、もちろん、それは出来る。少なくと毎日2時間は1次試験用の音源を聴きまくる。そして毎週週末には聞き取りドリルを2年分はこなしてみる。試験までの毎週末は8時間、CNN,BBCのニュースを聴き、映画を字幕なしで見る。それは現在のネット環境で、お金を掛けずに誰でも手に入れらる。そして、タイムを読み、例えば、チャンドラーをオルジナル・テキストで読む。これで、3ヶ月後の試験に向けた聴力は付くだろう。楽しみながら力技で聞く力を身につけるのだ。そうすれば、1次試験に合格し、まあ、2次試験も実は大変なのだが。それはともかく、全てが終わり、例えばWOW・WOWの英米の映画、テレビドラマをオリジナル音声で確実に楽しめるようになる。流れで英語のナレーション、せりふが自然に聞き取れるようになる。それは新たな言語世界を確実に手に入れると言う喜びを味うことになるということなのだ。スタンダールの言う、the happy few になれるということだ。もちろん、彼の墓に刻まれた意味とは違うが。

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英検1級合格記録 リスニング対策

英検1級合格、1次試験筆記では、リスニングを除き60点を獲得することが、安全圏合格の定説となっているようです。単熟語で20点、長文穴埋め・内容一致で20点、英作文で20点、どなたも強いところと弱いところがおありでしょうから、どこかで18点なら、ほかで22点とバランスを取って、兎も角60点を目指す。純粋に筆記テストなら、時間を掛ければ、英検1級はフォーマットを克服すれば60点は取れるようになります。さて、そこでリスニング対策ですが、1次試験合格者、リスニングの合格者平均の点数はなんと27点です。34点満点で80%、8割の出来で合格しています。僕、個人の感想では単熟語の17,8点平均は低すぎると思いますが、どうも合格者はリスニングで点数を稼いでいるようです。しかし、27点は負け惜しみではなく、結構ハードルが高いと思います。これはやはり帰国子女が合格者平均点数を押し上げているのですかね?僕の娘たちも、まあ、英語圏からの帰国ではありませんが、帰国子女でしたと再三書いています。彼女たちは僕のフランス語・英語の発音は、さすがに笑いはしませんでしたが、どうして欧州人に通じるのか、(失礼なことに)内心、不思議に思っていたふしがあります。(本当に失礼です。)それは、さておき、34点中、パート1からパート2では20点、ここで3つ間違えても3点減点ですか、パート3からパート4で14点、ここで2つ間違えて4点減点。まあ、時間がないなかでの写し間違いもありますから、1,2点損をすることもあるとはおもいますが、結構ハードルは高いですよね。僕個人は79点で不合格の2回目、3回目では、それぞれ25点、26点、2012年第1回の合格時も26点でした。結局27点は合格までに一回も取れませんでした。帰国子女恐るべしです。さて、純粋日本人、ここ、日本で育ち、留学経験もない、仕事で英語圏の人たちと接したこともない受験生はどうしたものでしょう。リスニングの壁を突破しないと、仮に筆記で60点を取っていても合格は見えてこないようです。対策はもちろん、あると思います。あると信じたい。確かに大人になってから外国語を始めた人たちは、発音、リスニングに難があるのは仕方のないことです。もちろん、なにごとにも例外はありますが。、それでは、対策のお話は次回に。すみませんが、時間がなくなって来てしまいました。早朝のセミが鳴き始めました。皆様、熱中症にお気をつけて。

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2013年8月18日 (日)

英検1級合格記録 得点配分そしてリスニング力

英検1級合格・不合格の分岐点は、もう一度整理して見ると、単熟語で20点。長文解読は穴埋めと内容一致で22点。英作文では、ここは幅があるでしょうから18点から20点。どちらにしても、合格ブログの皆さんが書いておられるように筆記で60点が安全圏合格の目安でしょう。さて、そうなるとリスニングが最終的な合否を決めます。1次試験の合格者は平均で26点から27点を取っていると統計出ています。僕、個人のことを言えば2011年の2回目では26点、2011年の3回目では25点、どちらも79点で落ちましたが、平均に達していません。最終的に85点で合格した2012年の第1回ではリスニングの点数はやはり26点でした。パート1が10問中7問、パート2が10問中7問、パート3は5問中4問、パート4は2問中2問。それで合計26点でした。さて、リスニングの合否分岐点はやはり、パート4だと思います。合格者はこの最後の2問を落としていません。僕も不合格の2011年の第2回でもパート4は落としていませんでした。このパート4を落とさない肝は、ナンバー26、27とも、兎も角、4つの仮回答を全て事前によく読んでおき、ありえそうもない答えは頭の中から排除しておくと良いと思います。パート3もそれが出来ればよいのですが、如何せん、設問の背景説明から4問の答えまで、5問とも全て事前に読みきる時間はありません。ここは会話文みたいなものですから、パート4よりはやさしいと思います。従って、状況説明文だけは頭に入れて一致する答えを連続して、リスニングに遅れることなく見つければよいと思います。その点パート4は2問の中から答えを仮定しておくのですから、パート3よりはまだ時間的余裕はあると思います。そんな偉そうなことを言う僕も、はっきりと回答が全て判った訳ではありません。インタビュアーとのやり取りの流れの中でなんとか必死に集中を切らさずに答えを見つけたのだと思います。ただ、ひとつ、自分で有利だったと思うのはフランス語を、初級から中級に上げるために30代のころ、アメリカ国務省監修のincentive spoken frenchと言うカセット・テープ10巻を散々聴き、全て書き出して暗記したことが耳の筋力を鍛えたのだろうとは思います。その後、家族とパリに赴任して数ヶ月たったある日、パリの地下鉄の中で、周りの人たちの会話が一息遅れて、まるでテレビで東京とニューヨークとの間で、キャスターと現地駐在記者との会話が一テンポ遅れて聞こえますが、そんな感じで聞き取れるようになった時の感激を僕は今も忘れません。英語であれ、耳の筋肉は必ず鍛えられます。外国語を学ぶ楽しみはこんなところにも有ります。

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英検1級合格記録 長文解読問題を克服する

このブログ主、矛盾するようなことばかり書いていることを許していただきたい。多分、あらゆる資格試験や大学受験は、数年分の過去問を解き、模擬試験ドリルをこなすことで、最終的に合格にたどりつくのだと思います。ただ、それだけだと、合格後が続きません。英検1級で言えば、自分の語学能力に深みをつけることは出来ないと思います。そんな余裕は受験生にはないという声を聞くようにも思いますが、受験技術だけでは手に入らないものがあるのも確かです。さて、長文解読ですが、1次試験合格者は平均で23点から24点は取っていると思います。せいぜい穴埋めで1点、長文解読では間違っても2点、落としても間違いは一つだけ、もしくはパーフェクトでしょう。合計での減点はせいぜい1点から3点まででしょうか、穴埋めで減点になるのは、1点問題で時間を取られるのが勿体ないからです。一度だけ読み飛ばして、2点問題に合格者は時間を使い、合格するためだけに集中して取り組むからでしょう。実際のところ、2ページに渡る最後の長文解読は4問、8点ですが、これでパーフェクトを取れないと合格は難しいと思います。僕は2011年2、3回目はそれぞれ79点で不合格、1点違いで二度悔しい思いをしましたが、長文は23点から24点、英作文が14点ほどで落としましたが、それぞれ弱点が判り、対策を絞りこめました。そして2012年1回目でようやく合格したのですが、そのときも長文解読は23点、穴埋めで1点、長文内容一致で2点減点でした。なにを言いたいかと申しますと、2ページに渡る長文を短時間で読みきり、間違いなく答えを見つけるには、受験技術と言うよりは、長い英文を、短時間で読みきるスタミナを普段からつけておき、複雑な英語の長文を前にしてもたじろがない、強い心が必要だと思うからです。そこで英書の多読をまたここでも、お勧めします。現役時代、欧州出張は12,3時間と無駄に時間がかかりました。行きは仕事の準備などがあり、眠ったり、書類を読んだりしましたが、帰りの飛行機の中では、ガルシア・マルケスの英訳新刊本やジョージ・オーエルの未発表評論集を読んだりしました。皆、空港の書店で見つけたものです。結局、オリジナル・テキストの多読に尽きると僕は思います。英作文はフォーマットを20題ほど暗記して、空で書き出せるようにしましたら、20点取れるようになりました。それこそ、ここは技術だけでも乗り切れます。それでは、また。

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