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2014年7月14日 (月)

英検1級合格 2次結果発表と「流星ひとつ」

明日、15日は2次試験結果の発表日だ。合格者は漸く、1級の厳しく長い道程から開放される。そして、次の目標に向かい時間と労力が使える。

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1次免除権利がまだ、2回3回と残っている人は吹き込んだスピーチ原稿をシャドーイングし、次の3ヶ月後に備えよう。同時に1級レベルの語彙を維持し、なんでも表現できるようにしよう。その努力は次回必ず実る。
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閑話休題:沢木耕太郎の「流星ひとつ」を区立図書館で借りて読み終えた。沢木のファンである身としては、藤圭子に興味はなくとも、この「幻のノンフィクション」は見逃せない。
彼女が幼い日々から受けて来た理不尽な家庭内暴力、父親からの暴力や世間の蔑視にも係わらず、藤圭子の強靭で純粋な魂のありようが、沢木のインタビューの力と、「深夜特急」で培ったノンフィクション取材力そして、彼の筆の力で僕らの目の前に浮かび上がってくる傑作だ。藤圭子という類まれな才能の持ち主がなぜ、1979年の秋になぜ歌手を辞めるに至ったも良く理解出来た。しかし、彼女は仕事に厳しい天才歌手だったのだな。と初めて知った。
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彼女は引退の直前、藤圭子自身を乗せたとは知らない、初老のタクシー運転手さんから「藤圭子は引退できて良かったですね」と唐突に告げられる。また、前川清は「お前は芸能界には向かない」と言われたりする。しかし、前川清はやさしい、いい男なんだな。
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藤圭子については、「そうだ、村上さんに聞いてみよう」の中で、村上春樹がまだ学生の時分、新宿のレコード店で、ひとり店番アルバイトをしていた際、突然、彼女が新曲のキャンペーンに現れ、店先で持参したビールケースか何かをひっくり返し、そのケースをお立ち台にして、その新曲を歌い、藤圭子は風のように立ち去った。と書いている。その場面に遭遇した際の村上春樹の感想は「藤圭子さんは既に有名だったが、彼女は、何故か、何処か有名であることに、とても居心地の悪さを感じているようにお見受けした」と言うものだった。有名だろうが、無名だろうが、若かろうが、初老であろうが、何処にでも慧眼の持ち主は居るものだ。
 
 

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